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studio PINE SQUARE

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Cの時代~壁の向こうへ(1988-1993)

 グループC規定の始まりからポルシェの独走が続きましたが、ポルシェに追いつけ追い越せとばかりに他メーカーが奮闘したことで、ポルシェVS他メーカーという構図が出来上がり、どこがポルシェを打ち破るのかという話題で大いに盛り上がりました。
 燃費のいいマシンが勝つというグループCレースは、オイルショック以降のカーメーカーにとってはもってこいの原動力になったのだと思います。グループCレースで勝つ=低燃費をアピール=市販車販売実績に反映という図式で、多額の費用をつぎ込んでマシン開発に没頭した結果、多種多様なマシンが参戦してグループCレースは隆盛を極めました。
またポルシェが956や962Cを広く市販してプライベーターの受け皿となって、参加台数を下支えしたことも大きかったように思います。
 しかしながら、グループCは長時間レースで玄人好み、F1と同じフォーマット(2時間スプリントレース)にしたらもっと分かりやすくなって集客できるんじゃなかろうか?ついでにエンジンもF1と同一規格(3.5リッターNA)にすればF1からのエントラント流入も見込めるぞと踏んだFIAが、燃費という理念をグループCから取り払ってしまうと既存のエントラントは撤退を決め、F1側からの参加もなくあれだけ盛り上がったグループCはあっけなく崩壊してしまうのでした。

1988年


スパーク1/43 ジャガー XJR-9 LM
#2 ヤン・ラマース / ジョニー・ダンフリーズ / アンディ・ウォレス
走破距離:5332.79km
平均時速:221.67km/h
スポンサー:シルクカット(タバコ)

1989年


スパーク1/43 ザウバー C9 メルセデス
#63 ヨッヘン・マス / マニュエル・ロイター / スタンリー・ディケンズ
走破距離:5265.12km
平均時速:219.99km/h

1990年


スパーク1/43 ジャガー XJR-12
#3 マーティン・ブランドル / ジャン・ニールセン / プライス・コッブ
走破距離:4882.40km
平均時速:204.04km/h
スポンサー:シルクカット(タバコ)

1991年


アイドロン1/43 マツダ 787B
#55 フォルカー・バイドラー / ジョニー・ハーバート / ベルトラン・ガショー
走破距離:4922.81km
平均時速:205.23km/h
スポンサー:レナウン(アパレル)

1992年


スパーク1/43 プジョー 905 Evo1 bis
#1 デレック・ワーウィック / ヤニック・ダルマス / マーク・ブランデル
走破距離:4787.20km
平均時速:199・34km/h
スポンサー:エッソ(石油)

1993年

スパーク1/43 プジョー 905 Evo1 C
#3 ジェフ・ブラバム  / エリック・エラリー / クリストファー・ブシュー
走破距離:5100.00km
平均時速:213.36km/h
スポンサー:エッソ(石油)




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